こんにちは、らってぃーです。
今回は、価格が比較的高い iPad Pro を買うときはストレージ容量は少なすぎるものを選ばないほうがいい理由を、僕の失敗談を基にお話ししていきます。
iPadのストレージ問題
僕は今現在、2018年モデルiPad Proのストレージ64GB(11インチモデル)を使っています。パソコンとは違って、気軽に持ち運ぶことができ、スペックもそこそこ高いので日常生活では手放せない存在となっています。
その、常に持ち歩いてるiPad Proなのですが、今の最大の悩みがストレージ問題なのです。
それ以外は程よい大きさであり、サクサクと動いてくれるという天からの賜物的な存在のiPadなのですが、ストレージが少ないことで、そのようなメリットだけでは補えない大きなデメリットが出てきてしまいます。
iPad Pro 2018年モデルを買う前はiPad Pro 2015年の12.9インチモデル(ストレージ128GB)を使っていたのですが、第三世代になったことでベゼルが薄くなったり、スペックが大幅に上がったということもあり、少しでも安く買い換えるために11インチのストレージ64GBのモデルを選びました。
(当時、64GB / 256GB / 512GB / 1TB の四種類の選択肢がありました)
そのときは、
- USB C が搭載されたので、容量が足りなくなったら外部ストレージ(HDDやSSD)を使えばいいと思っていた
- JPEG形式の小さい容量の写真しか扱うつもりはなかった
- 大学の教科書等のテキストがほぼ全部電子だとは思っていなかった
- 少しストレージが大きくなるだけで何万と値段が上がるのはなんかもったいない
- アップデートにより、システムファイルの容量などが増えていくことはあまり考えていなかった
のです。。
現在の2020年モデル(第四世代)ではストレージ64GBモデルは廃止されたのですが、第三世代の64GBモデルは中古ではたくさん出回っているので、これから中古のストレージの小さなiPadの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
上で挙げた、想定とは予想外だったことを一つ一つみていこうと思います。
容量が足りなくなったら外部ストレージを使えばいいと思っていた
これはかなり大きな盲点でした。
そもそもiPadってどこへでも気軽に持ち運ぶことができ、パソコンより気軽なものという位置づけだと思います。なので、外付けの外部ストレージを使ったらその良さが台無しになってしまいます。
しかも外部ストレージって扱いが怖いし(比較的安価なHDDとかだと、中のディスクが割れてデータが消えてしまうなど)、毎回iPadにつながないと書類や写真を見ることができません(当然ですが。。)
そのようなことを考えると、iPadのローカルストレージにいろいろ保存できるのが一番便利であり、iPad本来の良さが生かされるということに気づきました。
JPEG形式の小さい容量の写真しか扱うつもりはなかった
これは自分の責任ですが、より本格的に写真を撮ったりしていくうちに写真1枚あたりのファイルサイズが10MBを超えてくるようになり、RAW編集をiPadでしようと思うと、一旦それらの大容量の写真を取り込まなくてはいけないので、結果、どんどんストレージを圧迫してしまうことに繋がってしまいました。
一眼レフを使って写真を撮り、iPadで撮った写真を見る使い方をしている方にとっては、かなり重大な問題だと思います。
最近はパソコンのLightroom Classicを使っているので、カメラからiPadに写真を直接取り込むことはないのですが、現像した写真をAir DropでiPadに送って写真を管理していました。それでも一枚あたりのデータサイズが大きいので、ローカルストレージがだんだん足りなくなってしましました。
また、iPadにパソコンで現像した写真を取り込むことで、instagramへの投稿や「撮った写真見せて」と言われた時も、iPadの写真アプリが見やすいので、特定の写真も気軽に呼び出すことができます。
パソコン(Mac Book)だと、外部ストレージの写真を見るときはめっちゃ小さな写真一覧しか見ることができず、探すのも一苦労だし、現像した写真が一覧ではものすごく見にくいです。
なので、iPadは写真の選定とかにも役立っていましたし、現像済みの写真の管理に役立っていました。
ちなみに写真が結構な割合を占めてしまっています。。(アプリは必要なもの以外は消去しています)
ちなみに、この「非使用のAppを取り除く」は使用しないほうがいいと思います。
なぜなら、勝手に使用頻度が低いアプリのデータをクラウド上にあげられ、使いたいと思っ他ときは毎回再度ダウンロードしなければならないので、めっちゃ時間が喰われます。しかも使用頻度が低いの基準がわからず、昨日まで使っていたアプリもローカルから消されていたりしたので全然この機能は使えません。また、いくらローカルにデータがあるときはwi-fiがなくても使えるアプリでも、いったん取り除かれればwi-fiがなければそのアプリは使えなくなってしまいます。
大学の教科書等のテキストがほぼ全部電子だとは思っていなかった
これも自分にとって想定外のことでした。
僕は約1年程前から、オーストラリアに来ており、先月Collegeを卒業し、これからUniversityに入学するのですが、Collegeでは教科書が基本全て電子で配られていたので、これも容量に耐えきることができず、iPad Proは全然使い物になりませんでした。。
基本学校から配られた無印iPad(ストレージ128GB)を使っていたのですが、2冊を同時に見たいということも度々あり、アップルのクラウドサービスを契約しているので、2台のiPadを同期させながら使おうと思ったのですが、ストレージが足りないと、同期すらうまくいかないことが多くありました。
しかも、iPad Proで書き込んだこと(マーカー等)もそもそもクラウドにさえ上がらないということも頻発し、iBooksのデータがまるまるローカルストレージから飛んだこともあります。そのときは本棚から全ての本が消えたので、かなり焦りました。(もう1台のiPadから同期できていたクラウドデータを使って復帰することができたので事なきを得ましたが。。)
しかし、ローカルストレージに空きがないと、一度クラウドから時間をかけてローカルにダウンロードした書類もすぐに消されてしまい、ストレージに空きがないとファイルアプリもiBooksアプリも全然使い物にはなりません。
ちなみに僕のiBooksの画面は開いてしばらくはこんな感じです。
そもそも何があるのかもわからず、放置すると読み込まれるかも知れないという感じです。
つまり、学んだことは、いくらクラウドを契約していてもローカルストレージに余裕がないと開きたいと思っても毎回ファイルをダウンロードしなければらなないので、不便極まるという事です。
少しストレージが大きくなるだけで何万と値段が上がるのはなんかもったいない
これは今でも感じていますが、iPadを買うときは慎重に考えなければならない点だと思います。個人的には少なくとも128GBは必要だと思います。
ただ、iPad Pro 2018年モデルには 64GB / 256GB / 512GB / 1TB の選択肢しかなかったので、128GBモデルがなかった事が悔やまれます。
今、第四世代が発売されたので、第三世代は中古市場で主に出回ってると思います。第三世代のiPad Proを中古で買うときはストレージの大小による価格差が小さくなっていると思います。なので、256GB / 512GB のどちらかを選ぶことを強くお勧めします。(セルラーモデルも確かに安くなっているようですが、wi-fiしか使わないなら、あえて選ぶほどではないかなと感じています)
また、第四世代へのマイナーチェンジはそこまで大きなものではなく、メモリが全モデル6GBになったくらいなので、むしろiPad Proを買うなら今は中古で第三世代を手に入れたほうがいいのでは?とも考えています。(2眼カメラは不要かなと感じています。むしろ増えるなら望遠側が欲しいです。)
結論として、iPadを買うなら、機種・世代問わず、予算が許す限りストレージが大きなものを選びましょう。
アップデートにより、システムファイルの容量などが増えていくことはあまり考えていなかった
これはかなり痛いです。
Apple製品はセキュリティーソフトを入れなくても安全性がかなり高いと言われていますが、その恩恵を最大限受け取るためには、常に最新のファームウエアにアップデートする必要があります。
ところが、「アップデート = 最新データのダウンロード」なので、更新するたびに、欲しくないデータ容量が増えていってしまいます。
つまり、長い年月使えば使うほど、更新データがローカルストレージに蓄えられていくので、ストレージがどんどん圧迫されていってしまいます。
僕のiPad Proは、貴重な64GBのローカルストレージのうちの10GB以上がそのようなアップデートやシステムファイルに使われてしまっています。
性能がパソコン並みに高いiPad Proは比較的長い期間使うことができるので、ストレージが大きなものを買っておかないと後々後悔するかも知れません。
まとめ
いろいろとローカルストレージが少ないことによる問題を書いてみました。
写真をカメラで撮る人や、書類などを大量に扱う方は、iPadを選ぶときはストレージがどれくらいあるのかを注意しなければならないと思います。
安直に安いものを選ぶと後々後悔するかも知れないので、慎重にストレージ問題は検討しなければならないと思います。
解決策
一番早いのはストレージが大きな最新のiPadに買い換えることだと思います。
しかし決して安くはないし、2020年秋にも(もうすぐ)マイナーチェンジされると言われているので、新しく書い直すのももったいないと思っています。(2021年にはモデルチェンジ??めっちゃ気になる)
アップル製品って買い時がとても難しいですもんね。。
そこで僕は今まで保存してあった写真をAmazon Photosにアップロード(プライム会員は無料で使えます)し、古いJPEG写真を消去して、少し容量に空きを作ろうと試行錯誤中です。(今日は2500枚アップロード中)
また、これからはあまり使うことのないであろうCollegeで使った教科書(消したくはない)をハードディスクに移行することを考えています。
性能はまだまだ現役並みのiPad Proを少しでも快適に使えるようにするために、今入っているデータの容量を圧縮したりして減らしてみようと思います。
おわりに
まだあまり有効な解決策は見出せませんでしたが、ノートをこれから電子化していきたいと思っているので、正直iPad Pro 12.9インチの2020年モデルが気になってはいます。けど、今は買い時ではないのかなと。。(今使っているMac Book Proも2013年モデルなのでいつまで使えるか。。)
とにかく、これから新しく(もしくは中古で)iPadを買うときは予算が許す限りローカルストレージが大きなものを選ぶことをおすすめします。
安直に安いからと言ってストレージが少ないものを選ばないでください!!
これに尽きます。
第四世代の大容量モデルも気になるな。。。ノートとして使うなら12.9インチですね。