出典の書き方について解説します【英語でエッセイを書く方法】引用方法やエッセイを書く時に役立つ英単語を紹介

こんにちは、らってぃーです。

前回は、エッセイの構成の仕方について解説してみました。

今回は、エッセイを書くときには欠かせないことである、

エッセイ本文中での出典の書き方(Harvard in-text referencing system)

について解説していきたいと思います。

また、この記事の最後では、

エッセイに使える便利な英単語・英熟語

を紹介しているので、ぜひご覧ください!

スポンサーリンク

出典について

エッセイを書くときは、自分の主張に説得力を持たせるために根拠づけをすることが大事です。

そして、その根拠の裏付けをするために、参考文献を引用したりパラフレーズするのが一般的だと思います。

出典とは、そのような参考文献の引用元をエッセイの中で明記することを言います。

また、引用・パラフレーズをするときに、正しい方法で出典を書かないと、盗作(Plagiarism)になってしまうこともあります

(いつも先生から気を付けろと脅されていました。。)

Plagiarismについて英語ではこのように定義されています。

Plagiarism is presenting someone else’s work or ideas as your own, with or without their consent, by incorporating it into your work without full acknowledgement.

https://www.ox.ac.uk/students/academic/guidance/skills/plagiarism?wssl=1

ですから、このようなことを犯してしまわないために、正しい出典の仕方を知らなければなりません。

次の章では、いくつかある出典方法のうちの、ハーバードスタイル(Harvard in-text referencing system) を使ったエッセイ本文中での出典の書き方を紹介していきます。

引用・パラフレーズをした引用元は、本・ジャーナルであるとします。

ハーバードスタイルを使った出典

本文で筆者を言及しないとき

(筆者の名前を John Smith とします。また、引用元を2000年に書かれた文献の p. 50 とします。)

エッセイ本文中(参考文献の欄でない)では、

(family name + the year of publication, page number)

という形式をとります

ex.) 引用・パラフレーズした文 + (Smith 2000, p. 50).

ポイント

  • 筆者の苗字と出版された年の間にスペースを入れます(コンマは不要)
  • 出版された年とページナンバーの間にコンマ + スペースを入れます
  • p. とページ番号の間にはスペースを入れます
  • 引用したページが複数の場合は (例: pp. 50-53)と書きます
  • ピリオドは出典の後に打ちます

本文で筆者を言及するとき

(筆者の名前を John Smith とします。また、引用元を2000年に書かれた文献の p. 50 とます。)

文の中で、「〇〇によると」などといった文中で筆者の名前を挙げたときは、筆者名の重複を避けるために括弧の中は、

(the year of publication, page number)

という形式をとります。

ex.) Smith (2000, p. 50) proves that + 引用・パラフレーズした文.

ex.) According to Smith (2000, p. 50) + 引用・パラフレーズした文.

ポイント

  • 括弧の外の筆者名の後にスペースを入れ、出版日とページナンバーが続きます
  • 出版された年とページナンバーの間にコンマ+スペースを入れます
  • p. とページ番号の間にはスペースを入れます
  • 引用したページが複数の場合は (例: pp. 50-53) と書きます
  • 筆者が4人以上の時は、一人目の苗字 et al. と書きます

引用の引用をするとき

少し難しいのですが、引用した文献が、また別の文献から引用している場合に使います。

(引用したいメインの文献の筆者の名前を John Smith とします。また、引用元を2000年に書かれた文献の p. 50 とます。)
(Smith が引用している文献の筆者の名前を Tom Brown とします。また、その1990年に書かれた文献の p. 100 を虹的に引用されているとします。)

つまり、
Primary Source = (John Smith 2000, p. 50)
Secondary Source = (Tom Brown 1990, p. 100)

という関係です。

ex.) 引用・パラフレーズした文 + (Brown 1990, cited in Smith 2000, p. 100).

ex.) Brown (1990, cited in Smith 2000, p. 50) proves that + 引用・パラフレーズした文.

ex.) As cited in Smith (2000, p. 100), Brown (1990) notes that + 引用・パラフレーズした文.

ポイント

  • Secondary Source の出典を書く時は、ページ数の記載は必要ありません(出版された年のみ記載する)
  • 出版された年とページナンバーの間にコンマ+スペースを入れます
  • p. とページ番号の間にはスペースを入れます
  • 引用したい文献が Secondary Source の場合は、この方法で引用してしなければなりません

筆者が二人以上の場合

(筆者を Bill White と Michael Thomas とし、2005年に書かれた文献の p. 10 を引用したとします)

筆者が二人いる文献の場合、

(A and B + year of publication, page number) もしくは、

A and B (year of publication, page number)

という形式をとります。

ex.) According to White and Thomas (2005, p. 10), + 引用・パラフレーズした文.

ex.) 引用・パラフレーズした文 + (White and Thomas 2005, p. 10).

ポイント

  • 筆者の苗字と出版された年の間にスペースを入れます(コンマは不要)
  • もしくは、括弧の外の筆者名の後にスペースを入れ、出版日とページナンバーが続きます
  • 出版された年とページナンバーの間にコンマ+スペースを入れます
  • p. とページ番号の間にはスペースを入れます
  • 引用したページが複数の場合は (例: pp. 10-13) と書きます
  • “and” の代わりに “&” を使うことができます
  • 筆者が4人以上の文献を引用する時は、一人目 + et al. と書きます

いくつかの参考文献をまとめて引用するとき

何個かある参考文献を引用する時、出典はアルファベット順になり、それぞれセミコロン(;)で区切ります

(一つ目の文献の筆者の名前を John Smith とします。また、引用元を2000年に書かれた文献の p. 50 とます。)
(二つ目の文献の筆者の名前を Tom Brown とします。また、その1990年に書かれた文献の p. 100とします。)
(三つ目の文献の筆者を Bill White と Michael Thomas とし、2005年に書かれた文献の p. 10 を引用したとします。)

ex.) 引用・パラフレーズした文 + (Brown 1990, p. 100; Smith 2000, p. 50; White and Thomas 2005, p. 10).

ポイント

  • 筆者の苗字と出版された年の間にスペースを入れます(コンマは不要)
  • もしくは、括弧の外の筆者名の後にスペースを入れ、出版日とページナンバーが続きます
  • 出版された年とページナンバーの間にコンマ+スペースを入れます
  • p. とページ番号の間にはスペースを入れます
  • 引用したページが複数の場合は (例: pp. 10-13) と書きます
  • 文献の引用元は、筆者の苗字をアルファベット順に並べます

エッセイで使える覚えておきたい英単語・英熟語

対比表現

  • however
  • even though
  • although
  • notwithstanding that, ~
  • on the contrary, ~
  • nevertheless

例を挙げる

  • for example, ~
  • for instance, ~
  • particularly

情報を追加する

  • moreover
  • in addition, ~
  • additionally
  • furthermore

理由・結果

  • thus
  • therefore
  • hence
  • consequently

結論

  • in conclusion, ~
  • all in all, ~

ポジティブなこと

  • positive
  • beneficial
  • valid
  • valuable
  • useful
  • appropriate
  • outweigh

ネガティブなこと

  • negative
  • ineffective
  • deleterious
  • unacceptable
  • disadvantage

多い

  • much
  • many
  • a (large) number of
  • a considerable number of
  • numerous
  • greatly
  • substantially

〜によると

  • according to ~
  • ~ states that
  • ~ reveals
  • ~ proves
  • ~ explains
  • ~ notes
  • ~ believes

重要である

  • important
  • significant
  • crucial

〜といえる

  • it can be said
  • it can be described
  • it can be mentioned

一般化

  • in general, ~

おわりに

以上が Harvard Style を用いたエッセイ本文中に書く引用の仕方の解説でした。

学校の課題などでは、出典が正しくかけているだけでも点数をゲットできることもあると思うので、この書き方は覚えてしまった方が早いですね!

最後の章で挙げた英単語・英熟語もエッセイを書くときに役立ったら嬉しいです!

エッセイを書くときに、同じような内容を再び言及する時はは言い換えることが大切なので、ここで挙げた言い回しを覚えるのが一番の近道だと思います。

なので頑張って暗記してしまいましょう!

エッセイの一番最後に書く出典(Bibliography / reference list)はまた書き方が異なるので、下の参考リンクを参照してください。

また、学校や国によっても出典の書き方は異なってくることが多いので、そちらで指定された方法を優先してくださいね。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

(参考: https://library.unimelb.edu.au/recite/harvard

下のリンクは、エッセイの書き方をまとめた記事となっていますので、索引としてお使いください。
英語のエッセイの書き方を本気で習得したい方へ【基本事項を徹底解説】アカデミックライティングを学ぼう

スポンサーリンク