6月下旬。
例年なら梅雨の真っ只中で、旅の予定は天気予報とにらめっこ…という季節ですが、2025年の梅雨は少し様子が違いました。
予報にも雨マークはなく、この週末は見事な快晴。
思わず「本当に梅雨なの?」と思うような青空と気温で、出発前からテンションが上がりました。
6月28日と29日、訪れたのは琵琶湖の北側に位置する滋賀県高島市にあるメタセコイア並木と、そのすぐそばにあるグランピング施設「GLAMPING MUKU(グランピング ムク)」。
ちょうど新緑が深まるタイミングで、並木道は一面の緑に包まれていて、週末旅のベストシーズンでした。
さらに今回は、納車から約1ヶ月のロードスターで初めての本格的なドライブ旅。
オープンで走る快感や、車との時間も旅の楽しみのひとつ。
この記事では、そんな週末の旅を通して感じたことや、グランピングの様子などを紹介していきます。
滋賀県のメタセコイア並木に行ってみたいと思っている方や、ふらっと週末にドライブ旅をしたい方に向けて、実際に行った際の体験記をまとめています。
訪れる前のイメージづくりの参考になればうれしいです。
マキノ高原のメタセコイア並木の魅力

滋賀県高島市マキノ町にあるメタセコイア並木は、マキノ高原へと続く県道沿いに約2.4kmわたってまっすぐに伸びる一本道。
その両脇には約500本のメタセコイアが立ち並び、整った景観と自然の迫力が共存する、まさに非日常を感じられる場所です。
四季を通じて異なる表情を見せてくれる並木道ですが、6月下旬の新緑の季節は、深い緑と澄んだ青空のコントラストが特に魅力的。
今回訪れた日は、ちょうど梅雨の晴れ間。
湿気も少なく、散策には絶好のコンディションでした。
道沿いには歩道が整備されており、車を停めてのんびり歩けるのも魅力。
周辺には道の駅やカフェもあり、ドライブの途中で立ち寄るにもぴったりな場所です。
新緑に包まれる並木道と、自然のトンネル
メタセコイア並木は季節ごとに違った表情を見せてくれますが、6月末の新緑も十分に見応えがあります。
紅葉が綺麗な秋が訪れる定番の季節ではありますが、緑が濃くなっていくこの時期も、並木全体がいきいきとしていてとてもきれいです。
道路を覆うように枝葉が広がり、自然のトンネルのような景色に包まれながら歩く時間は、気分転換にもぴったり。
今回はオープンカーで訪れたこともあり、並木道を駆け抜ける感覚は想像以上に爽快でした。

快適な気温と澄んだ空気もあって、思わず何度も往復してしまうほどでした(笑)。
少なくとも5回以上、端から端までドライブを楽しみました。
観光地として人気がある一方で、落ち着いた雰囲気が保たれているのもこの場所の魅力です。
時間帯によっても雰囲気が変わり、朝や夕方にはまた違った並木道の表情を楽しめます。
写真映えも抜群。でも、それ以上に「記憶に残る景色」
メタセコイア並木は写真映えスポットとしても人気ですが、実際にその場で見上げる木々の迫力や、通り抜ける風の感触など、現地でしか味わえない魅力があります。
今回もたくさん写真は撮りましたが、印象に残っているのは、朝の木漏れ日の下で過ごした静かな時間。
「何回でも来たいな」と思わせてくれる、そんな並木道でした。

3回目の訪問ですが、毎回景色の美しさに感動しています
秋の紅葉シーズンに訪れた時の記事も書いています。よかったらそちらもぜひ読んでみてください!


自然の中で楽しむ快適グランピング体験 〜 GLAMPING MUKU 〜


今回宿泊したのは、メタセコイア並木から車でほんの数分の場所にある「GLAMPING MUKU」。
この施設は、滋賀県高島市マキノ町に位置し、メタセコイア並木に隣接した緑豊かなロケーションが魅力。
四季の自然に寄り添うように配置されたグランピングサイトは、まさに“自然と調和した大人の隠れ家”といった雰囲気です。
今回利用したのは「ドッグドーム(愛犬同伴可)」タイプのテントです。


「MUKU」は、全室が1棟貸切スタイルのグランピング施設で、それぞれの棟が十分な距離を保って配置されており、プライベートな空間が確保されています。
客室タイプは複数あり、ドーム型のテントを中心に、愛犬同伴可の部屋やジャグジー付きの部屋など、それぞれのニーズに合った選択肢があります。
テントには全室エアコンが完備されており、真夏や寒い季節でも快適に過ごせるようでした。
行った時期も6月末なのにも関わらず日中は30℃を超える日だったので、室内のエアコンが大活躍でした。
また、ウッドデッキや専用のバスルーム、各種備品も揃っていて、手ぶらで行っても「自然の中で快適に過ごす」ことをしっかり叶えてくれる場所でした。



グランピング施設の魅力を紹介します!
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GLAMPING&CAFE MUKU魅力①:アクセスのしやすさ


「GLAMPING MUKU」はメタセコイア並木のメインとも言える「高島市農業公園マキノピックランド」から徒歩3分程度(200m弱)のところに位置しているので、メタセコイア並木の一番の絶景までアクセスが抜群です。
初めての訪問でも迷う心配がなく、安心です。
また、施設がメタセコイア並木の一帯の道路のすぐ横にあるので、並木道での朝と夕方の一瞬の絶景を見逃しません。
車は専用駐車スペースに停めて、テントサイトまでは徒歩30秒ほど。荷物の運搬も簡単です。
チェックインでは受付にいらっしゃるスタッフが丁寧に応対してくれ、施設全体の使い方や夕食・朝食の案内もスムーズで分かりやすかったです。
チェックインから夕方5時までウェルカムドリンクが飲み放題なのも何気に嬉しい。
カフェメニューのドリンクをいただくことができ、ビールやレモンサワー等もありました。


魅力②:居心地の良さと設備の快適さが両立した空間
各テントは間隔がしっかり取られていて、周囲の目を気にせずゆったりと過ごせるつくり。
敷地内の芝や草木が綺麗にメンテナンスされており、特に晴れた日は日光と風が心地よく感じられました。
テント内に入ると、思ったよりも広く、おしゃれな空間が広がっていました。
窓もついており、そこから広がる緑の景色はまるで一枚の絵のようで、日常を忘れさせてくれます。
木を基調としたインテリアや、落ち着いたカラーの家具のおかげで、居心地の良い空間が広がっていました。
何より印象的だったのはホテルの一室とは全く異なる非日常感。
鳥のさえずりや風の音がよく聞こえる空間は、思っていた以上に癒し効果がありました。
「自然の中にいるけど、何ひとつ不便ではない」そんな感覚を味わえる、上質なグランピング体験でした。
また、テントごとに別棟の専用のトイレ・シャワー棟が設置されていて、これがとても快適。
お食事もその別棟で落ち着いていただくことができました。
備品も充実しており、冷蔵庫(ドリンクの持ち込みOK)、トースター、専用ドッグラン、コンセント、虫除けスプレーや懐中電灯など、キャンプとはおそらく比べ物にならないほど快適でした。
魅力③:ペット連れでも安心して宿泊可能


宿泊した「ドッグドーム」は、愛犬と一緒に泊まれるテントタイプの客室。
室内にはペット用のケージやタオル、フードボウルなどの備品が用意されており、設備面でも安心感がありました。
敷地内にはリードをつけて散歩できるスペースと愛犬専用のドッグランがあり、他の宿泊者との距離もある程度確保されているので、落ち着いて過ごせるのも好印象でした。
3つのテントがあるうちの1種類のみがペットも同伴可能ですが、愛犬と一緒に快適に過ごせる空間があることはとてもありがたかったです。
荷物の運搬も簡単で、テントへ車の横付けこそできませんが、駐車場からはすぐ近く。
ロードスターのような荷室が小さな車でも、施設にほとんどの必要なものが揃っているため、持ち物は最小限でOK。
「クルマ旅×グランピング」の相性の良さを実感できる宿泊体験でした。


魅力④:グランピングで味わう贅沢な夕食と朝食


旅の楽しみのひとつ、食事の時間。
特に夕食は、期待以上を大きく上回るものでした。
夕食は、各テント横の屋根付きBBQスペースでいただく「グランピングBBQ」を選択。
近江牛や滋賀県産野菜を中心としたメニューで、ステーキやガーリックシュリンプ、蒸篭蒸し、スープ、アヒージョなど、レパートリーも豊富で、滋賀の味覚が詰まったメニューを堪能しました。
半アウトドアとは思えないクオリティとボリュームで、用意されている具材を好きなようにグリルで焼いて調理する楽しみもありました。
さすが、グランピングです。


特に認定書つきの近江牛のステーキは格別でした。
とにかく柔らかくて、ジューシー。
塩との相性も抜群でした。



グリルで焼く近江牛のステーキが大変美味でした


朝食は、クロワッサン、卵料理、サラダ、自家製ヨーグルトなど、まるでカフェのモーニングのような優雅な朝ごはんでした。
前日の夜にあらかじめテントまで朝食が入ったバスケットを持ってきていただけるので、自由な時間に朝食が食べられるのも嬉しいポイント。
テント横のスペースで朝の涼しい空気を感じながらいただく朝食は、日常では中々味わえない贅沢なひとときでした。
魅力⑤:星空が綺麗に見えるロケーション
夕食後、ふと空を見上げると、そこには驚くほどの星空が広がっていました。
新月の数日後だったこともあり、月明かりが少なく、梅雨とは思えないほど澄んだ空に、星がくっきりと瞬いていました。
私はより暗い場所を求めて、テントから少し歩いた先の「マキノピックランド」の駐車場へ。
ここで、一眼レフカメラからミラーレスカメラに乗り換えてからの初の星空撮影に挑戦しました。
肉眼でもうっすら天の川が見えるほどの条件に恵まれ、拙いながらも星の写真を撮ることができて、大満足。
やっぱり、もっと明るい広角レンズが欲しくなりました(笑)


都会ではなかなか出会えない静けさと、肉眼でも見える満点の星空。
自然の中でただ星を見上げる時間が、思いのほか心に残るひとときになりました。


朝だけの特別な風景を独り占め。静寂のメタセコイア並木を歩く


この旅で特に印象に残っているのが、翌朝のメタセコイア並木での早朝散歩と写真撮影。
朝5時前に起床し、静かなメタセコイア並木へ向かいました。
ちょうど夏至の時期だったこともあり、朝5時にはすでに空が明るく、並木道も朝日に照らされ始め、綺麗に色づき始めていました。
並木の隙間から差し込む朝日、澄んだ空気、そして鳥のさえずりだけが響く静かな空間。
前日の昼間とはまったく違う表情の並木道が、目の前に広がっていました。


早朝に訪れる最大のメリットは、人の少なさ。
日中や夕方には観光客も多い場所ですが、早朝はまるで貸切状態で、並木道を独り占めしているかのような感覚になります。
好きなアングルでじっくり写真を撮れるこの時間帯は、写真好きにはたまらないひととき。
そしてもうひとつの楽しみが、最近愛車となったロードスターの撮影。
静かな朝の光の中で、緑に包まれた道に愛車を停めて写真を撮る時間は、個人的にもとても特別なものでした。
車や写真が好きな人には、早朝のメタセコイア並木は間違いなくおすすめしたいスポットです。





5時半をすぎると続々と絶景を求めて人がメタセコイア並木に集まり始めるので、写真撮影は朝一が勝負です
さいごに 〜また訪れたくなる週末旅〜


6月末とは思えないほどの晴天に恵まれた今回の旅。
梅雨の時期らしくないさわやかな天気の中で、新緑が美しいメタセコイア並木とグランピングを思う存分楽しむことができました。
早朝に訪れた静かな並木道が特に印象的で、朝日に照らされたメタセコイアが魅せてくれる風景は、今でも鮮明に思い出せます。
「GLAMPING MUKU」では、自然を身近に感じながらも快適に過ごせる空間が整っていて、ペット連れのアウトドア初心者でも安心。
地元の食材を使った夕食や、おしゃれな朝食もとても満足度が高く、綺麗なテントの居心地も大変よかったです。
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そして、ロードスターで走る並木道は、旅の中でも特別な時間に。
風を感じながら新緑のトンネルを駆け抜けるあの感覚は、ドライブ好きならきっと忘れられない思い出になるはずです。


これからメタセコイア並木を訪れるなら、定番の秋だけではなく、新緑がまぶしい季節も本当におすすめです。
週末にふらっと出かける小旅行にもぴったりなので、ぜひ一度訪れてみてください。
それでは!