メルボルンからシンガポール経由で中部国際空港着の便で日本に一時帰国した話

一週間ほど前にメルボルンからシンガポールを経由して日本の中部国際空港(セントレア)着の便を使って約1年半ぶりに日本に帰国しました。

大使館やから正式に出ている情報や他のサイトを見ても、メルボルンから日本に帰るためにはシドニーを経由しなければならないと書かれている記事が大半を占めており、西日本に直接帰りたい人はどうしたら良いのかという情報がほとんど出回っていないようなので、ここに書き留めておこうと思います。

現在、日本国内では海外から到着後、公共の交通機関を使って移動ができないので、家族や親戚に迎えにきてもらう、隔離用のホテルを用意する、もしくは対策が行われているタクシーを手配するくらいしか手段がないので、西日本在住の人はなるべく家に近い空港に着く便を選びたいと思う方が多いと思います。(僕もそのうちの一人でした)

今回は、メルボルンのタラマリン空港からシンガポールのチャンギ空港を経由して中部国際空港に着いたことについて軽く書いていこうと思います。

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使った航空会社

飛行機からの景色

今回の帰国は、シンガポール航空のみを使いました。シンガポールでの乗り継ぎは限られた航空会社間のみでしかできないようになっていたので、シンガポール経由で帰国する場合は注意が必要です。(11月時点)

最新情報は下のリンクからチェックしてみてください

https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/travel-info/covid-19/

フライト日程は下のような感じでした

メルボルン(タラマリン空港、16:40発) → シンガポール(チャンギ空港、21:20着):SQ228便

シンガポール(チャンギ空港、1:50発) → 日本(中部国際空港、9:00着):SQ672便

合計13時間以上飛行機に乗ることになるので、シドニー経由よりも時間がかかってしまいます。ただ、シンガポール航空を使えば西日本に直接帰ることができるので、日本国内の公共交通機関を使っての移動が制限されているこのコロナ禍では、三重に帰りたかった自分にとって羽田ではなく愛知に直接着くことができたのはありがたかったです。

詳しいことは次の章で紹介しています。

ちなみに僕が乗った便(シンガポール → セントレア)が約八ヶ月ぶりの再開だったらしく、降りた時に取材を受けることになってしまいました笑

東海NHK以外にも中日新聞等に少し載っていました
(以下参考リンク)
https://www.chunichi.co.jp/article/163768
https://www.youtube.com/watch?v=je0cGI0q13I&feature=share

あとがき

飛行機からの景色

ここでは実際に帰国するときに体験したことを書き留めておこうと思います。

なるべく早く空港にいたほうがいいと聞いていたので、僕はメルボルン空港に出発の4時間以上前である正午過ぎに着きました。家から(メルボルンの中心街付近)空港まではUber(30分もかかりませんでした)を使いました。

運転手さんによると今年初の国際線乗り場行きの依頼だったそうです。運転手さん自身はメルボルンで職を失い、母国に帰れないから今はドライバー業をして暮らしを立てているいるそうです。(今は本当に大変な時期だな…と身に染みて実感しました)

空港に着いたのが早すぎたのか、国際線側は人は数えるほどしかおらず、カウンターは全て閉まっていました(メルボルン空港からは離陸時間の3時間前ほどに来るようにとメールで連絡を予め受けていました)。搭乗時間の2時間ほど前から荷物の預け入れと航空券の発行が始まり、ビザのチェックや検温が行われました(ビザは印刷されたものを準備しておくとスムーズに手続きが完了できました)。結局券が発行されても手荷物検査までは1時間以上待つことになりました。

出発ゲート(この先手荷物検査)を過ぎた様子を(iphoneで)撮ってみました。シンガポール行きはぱっと見70人ほどでした(その日のメルボルン空港発の国際線はおそらく4便のみ)。免税店なども一部を除いてほとんど閉まっていました。

メルボルン空港

搭乗を待つスペースも比較的人は少なく、静かな環境で時間をつぶすことができました。

メルボルン空港

シンガポールに着陸した後、オーストラリアからの便に乗っていた人達は隔離などは不要であり、空港内を比較的自由に歩くことが許可されていました。(チャンギ空港内はかなり空いており、団体でしか移動が許可されていない国からトランジットしている人ばかりだったので、本当にウロウロしていて大丈夫なのかと心配になりました…)空港内では体温が監視されていたらしく、検温ポイント的なところが多数ありました。

チャンギ空港

チャンギ空港でセントレア行きの便を待っていたのですが、アナウンスによると搭乗時間の1時間前にはゲートが開くはずでしたが、いくら待っていても「もう少し待ってほしい」「あと5分で開くはず」の繰り返し。自分以外誰も来なかったので不安でした(結局シンガポールからの帰国の便は、日本でトランジットするシンガポールに来ている留学生たち10人ほどを除くと5人程度しか乗っていませんでした)。最終的には搭乗時間の30分ほど前にゲートが開き、日本に入国するための必要な書類など(コロナ禍の入国制限措置、隔離場所、税関関係等の書類)を渡されて、書き終えたら飛行機に乗れるという形でした。

日本に着いたら、
シンガポールで書いた書類の確認(PCR有無の確認や渡航国の確認) → 自己隔離期間・隔離先の確認、その他注意事項の確認 → 入国手続き → 預け入れ荷物のピックアップ(便が少ない影響なのか一瞬でした) → 税関 → 到着ゲートへ
という流れでした。
日本への入国の条件やPCRが必要かどうかは下のリンクをチェックしてみてください。

新型コロナウイルス 各国の入国制限に関する一覧(2020年12月16日09:00時点)
https://www.tokutenryoko.com/news/passage/6755

エコノミークラスに乗ったのですが、どちらの便も横には誰も乗っておらず、足も横に自由に伸ばせたので、比較的快適に過ごすことができました。シンガポール航空ではマスクの着用が義務付けられており、飛行機に乗るときに水はセルフサービスでペットボトル一本が配られており、マスク・アルコールが入ったセットも配られていました。

以上が今回の、いつもとは違った情勢の中でのメルボルンから日本(中部国際空港)への帰国に関しての簡単なメモ書きとなります。誰かの参考になったら嬉しいです。

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