今日は2020年7月21日。
ちょうど一年前にオーストラリアのメルボルンにやってきたのだ。
忘れやしない、10年以上ぶりに海外にでたあの日を。
ドキドキ9割、緊張8割、ワクワク3割。(百分率なんて気にしない)
そんな心境で留学にやってきてもう一年が過ぎたのだ。
こんにちは、らってぃーです。
今回はメルボルンに来て一年が経ったので、色々と振り返ってみたいと思います。
なぜメルボルンに来たのか?
もともと僕は小学生の頃から医師になりたいと思っていました。と言うより、そうなるつもりでいました。
しかしそんなに人生ってうまくいくようなものでは無いですね。高校に入って現実を見せられて「自分は医学部に入るのかも無理そう」と思うようになりました。ある程度頑張って定期テスト対策をしたとしても常に再試常連、しかも模試でも常に最悪な判定ばかりでした。いつの間にか「大学自体に行けるのか?そもそも行くべきなのか?」と考えるようになっていました。
そんな自分に3年間絶望しており、高三の冬に医師にならなきゃと思っていた糸のようなものがプツンと切れ、センター目前だと言うのに勉強になかなか手がつかなくなってしまいました。
そんな時に現実から逃げるように、ネットで海外留学についてみていると「オーストラリアの大学に進むのもありじゃね?」と着想をえたような気がしました。日本の大学に固執する必要も全然ないのかもしれない。。
そこから「日本の大学じゃなくて海外の大学に行ってみようかな」と本気で思うようになりました。
(実は高一くらいの時に、ハンガリーなら日本の医師免許が取れるという情報は雑誌の広告で見たことがあり、海外で学ぶという進路も楽しそうだなとは心の中で思っていました。)
海外行くならどこがいいのか。留学地を選ぶのも悩みました。
僕は小さい頃にイギリスに家族で2年間ほど住んでいました。その間に西ヨーロッパの国にもたくさん行きました。なので、イギリスに行きたいとも思ったのですがちょうどBREXITで揉めている最中であり今じゃないということで断念。。
アメリカは留学地として定番なのですが、あまり好きじゃない(行ったことないけど)のでそもそもの選択肢として入っていませんでした。
それならば、やっぱり全く未知だけど興味のあるオーストラリアがやはり良いのではないか?と思うようになりました。南半球は気になっていて一度行ってみたかったので、留学の機会を生かして住めるではないかとも思いました。
両親に相談してみたところ(それまでは医師になりたいとしか言っていなかった)オーストラリアなら良いと後押しをもらうことができました。
海外に出てまで医師にこだわる必要はないと思っていたので、これまでの計画を白紙にしてもう一度やり直せるチャンスを得ることができました。
そんな経緯を経てメルボルンに留学することになりました。
一年経った今ではトリニティーカレッジを卒業し、メルボルン大学に進む切符を手に入れることができました。
今月末からようやく(普通の)大学生になることができます。
トリニティーを無事に修了することができたおかげで僕は一年経った今もメルボルンに居続けることができています。
これからのことですが、早速専攻のための単位を取るためにサマータームと言う夏休み(12月)の時期も授業を受けることになりそうです。なので当分日本には帰れそうにありません(笑)。
ここまで来たら、日本にどれだけの期間帰らないかの記録を遊び感覚で作っていきたいと思います。イギリスでの2年が自分の過去最長(一人暮らしではないけど)なのでこれを超える可能性も十分ありそうです。
一年では英語はペラペラにはならない
これは個人の努力にもよりますが、僕には一年という短い期間では英語を巧みに操れるようになることは不可能でした。
留学すれば24時間365日英語に触れられるのだから簡単に自然と英語力なんて上がるだろうという幻想を持つこともあるでしょう。
そんな幻想は学校が始まったらすぐ破られました。同じアジアからの留学生たちにも圧倒されました。
また、日本語でもわからないことを英語で学んでも全く理解できるようにならないことにも気づきました。
わかったのは、頭で考えている以上に早く話すのは不可能であるということです。だから、一部の同級生達がスラスラ早くカッコよく話せるのは語学力以前の話の上手さが一番の要因だろうということにも気づきました。
英語が上手に話せる人って話の構成がうまいのです。伝わりやすいし理解しやすいと捉えられる、つまり綺麗な構成で英語が話せる状態がペラペラであると言われること気づくことができました。
結局何が言いたかったのか?というと、短期間で語学の習得はなかなか難しいが、話が上手に構成できるようになると英語が母国語でない人もネイティブ並みに話せるようになるのではないかということです。
発音もなかなか難しい問題です。これも人によりますが上達が分かりにくいので苦戦しています。
もともと滑舌が悪い僕は、英語になると噛まずにスラスラ話せるということは無理だと感じています。だけど伝わる英語を話せるようにはなれると思うので積極的に英語を使っていきたいと思います。
あと3年あるので、英語力を伸ばすために試行錯誤していきたいと思います。
留学終わる頃には流暢に話せるようになる!(どうなるか全く分からん)
留学を通してできるようになったこと・諦めれるようになったこと
海外で一人暮らしをするのは簡単なことではないことを痛感しました。
例えば、買い物だって自分でしなければなりません。当たり前ですが、日本で食べ慣れているもの(薄切り肉など)が手に入らないのが結構痛いです。現実は実際に体験しないと分からないものですね。
一年経った今では、そんな条件の中でも美味しく料理できる方法を研究し続けたことで初期の頃より美味しいものを作って食べれるようになりました。
他にも家の水が4、5回止まりました。突然水が使えなくなるのって結構大変です。冬場の水風呂は地獄です。。(もう勘弁や。。)
だけど日本では当たり前ではないことも「オーストラリアはこんなもんだ」と受け入れることができるようになりました。
突然ですが、僕はガジェットが大好きです。
オーストラリアに来て日本はガジェットに恵まれていることを痛感しました。
毎週Amazonで買い物をしていた自分がオーストラリアに来て驚いたのが、こっちAmazonが全然使い物にならないということです。品物によっては配送が一ヶ月先になるなんて結構ザラにあります。こんなのでは買い物をする気にもならないのですが、裏を返せば節約になります。そもそも物が手に入らないから欲しいものものが減ります。これは諦めれるようになったことです。
最後に、留学したおかげかどうかはあまり関係ありませんが、トリニティー卒業後の2ヶ月の空白の期間の半分以上をブログに充てることができました。この期間があったおかげでこのブログを立ち上げ、一ヶ月以上毎日書き続けることができました。
何も特にすることがなかったこの二ヶ月間が楽しいものでありました。文章を書くのがキライな自分でもこれだけは書くことを楽しむことができました。「メルボルン」という場所に住み続けることができたおかげで留学を通して経験したことがいいネタとなりました(笑)。
大学が始まったら更新頻度は下がるだろうけど、程々に続けていきたいと思います。
大学では何を学ぶのか?
一週間ちょっと前に書いた記事から早速設計図が変わってしまいましたが、少しだけ書いておこうと思います。
僕は年度の半ばからメルボルン大学で学び始めるmid-year intake生です。
実は僕が先行しようと思っていたEnvironmental Scienceはそのmid-year intake生には開講されていないようでした。なのでそれは諦めてEnvironmental Engineerを目指そうと思います。(日本語で言う環境エンジニア?)
エセ理系で頑張っていこうと思っていたのに超理系な科目を専攻することになりました。。
めっちゃビビっていますが、最初から全速力で頑張っていきたいと思います。
トリニティーで一番頑張った化学(Chemistry)は実は大学ではもう不要で、今までやったことのない生物(Biology)をしなければいけないと言う事実に不安しかないですが、メルボルン大学に入学できるところまで来れたのだから気持ちを改めて新鮮な気持ちで頑張っていきたいと思います。
学費もトンデモナイなく(笑)、自分にとっての良いプレッシャーでありますが、それのおかげで「失敗できない」と言う思いが一層強くなりました。
少なくとも残り3年間の留学生活があると思うのでできる限りのことを尽くしていきたいと思います。
後悔しない3年間にしたいですし、この気持ちを持ち続けて勉強していきたいと思います。
おわりに
あと一週間で学校が始まってしまいますので、このグダグダな期間は終了です。
一年前とは状況が全く異なっており、先が全く見えませんがとりあえず今は目の前のことを着実にこなしていきたいと思います。
一年前の状況とは完全に違いますし、そのような活気のあるメルボルンに戻るのも当分無理な気がします。
しかも今週の木曜日からマスクが義務化され、守らないと罰金が200ドルだそうです。。ただでさえマスクが出回っていないのに(売っていたとしてもめっちゃ高い)本当に可能なのかと思っています。とにかくオーストラリアは罰金が大好きなんやな。ちょっと息苦しいです(笑)
この外出さえ制限される時期でも、少しでも成長できるように頑張ります。折れないように笑
それでは!